交流戦はじめのカード、楽天戦の初戦を制した阪神は、ようやく「覚醒」した若きエース藤浪投手が先発する。ゼロが並び延長戦に突入した投手戦に終止符を打ったのは、やはりベテランの勝負強さが光る「あの男」だった。
西岡と良太が怪我で離脱してからは、荒木がサードを守る布陣。藤浪とバッテリーを組むのは好リードで評価のある鶴岡捕手。
この日は星野前監督が解説で球場に来ていたけど、うーん・・・平日とはいえ観客が少ないなあ。
球団創設80周年特別企画で「タイガースキャラクター消しゴム」がプレゼントされました(5/26~5/28)。
今回のキャンペーンでは、『下柳剛』『矢野燿大』『金本知憲』の「同級生トリオ」がプレゼントされました。
そして、現役選手10名のキャラ消しの販売が決定。
「是非コンプリートしてください」(阪神ホームページ)
とのこと。コンプ・キャラとは、阪神も商売上手だな。
3、4月の最優秀選手でゴメスが表彰。
打率3割1分、2本塁打、19打点。できれば、もっとホームランを!
大久保監督です。
(な、なんか人相がアレですね・・・。)
この日は「有田みかんナイター」。
始球式をつとめたのは和歌山県広川町の西岡利記町長。
今日も鶴岡のリードが冴え渡り、そして藤浪も次々と打者を打ち取っていく。
3回表には四球で塁に出た松井稼頭央に「通算350盗塁」を決められる。
この人も今年40です。すごいねえ。
でも、今日の藤浪はノープロブレム。
まったく問題なしでこの笑顔。
おや?
地震雲?
甲子園から南南東の方角か?
藤浪の好投がつづくが、一方では楽天・美馬を打ち崩せない阪神打線でもあります。
作戦会議。
なぜか藤井の肩に手を添える山脇コーチ。
最初のチャンスは4回裏にやってくる。
先頭打者のゴメスがセンターへ2塁打を打つと福留がライトフライ。
すると、ゴメスが光の速さでタッチアップ!
はやすぎてカメラで追えないっ!
もちろんセーフ。
つづく上本が四球を選び1、3塁に。
伊藤隼がショートフライに倒れて2アウト。
そこで鶴岡は・・・
「ズバッ!」
見逃し三振!
ひょっとして、藤浪はオコ(怒)なの?
そんなこんなでいつの間にか試合は9回へと進む。
藤浪は9回まで一人で投げきるが・・・
楽天は先発の美馬から福山、青山とつなぎ、9回には松井がマウンドに上がる。
ドメさんがヒットを打つが続かず延長戦へ突入。
すると・・・
なんと、藤浪は10回も行く様子。
鶴岡と何やら会議中。
この表情。
さすがに不安げな藤浪だったが・・・
最後の力を振り絞るかのような投球で、楽天打線を3人で抑える。
10回裏の阪神の攻撃へ。
先頭打者の大和がレフト前へヒットを打つと、鶴岡がバントをきっちりと決める。
なぜかホームランを打ったかのように盛り上がるベンチ(笑)。
バッター藤浪のところで代打セッキー。
藤浪おつかれさん。
「ズバシュッ」
アカンかった・・・。
11回表はもちろんオスンファンがマウンドへ。
ここはしっかり抑えて11回裏の阪神の攻撃へ。
荒木、マートンがともにあっさりとセカンドゴロに倒れるが、ゴメスがヒットを打ちドメさんにつなげる。
うーん、こういう場面よくあるんだよなあ。
阪神ファンはついつい期待してしまう。この人の一発に。
そして・・・
「!」
ほんと、ありえないです。
優勝したかのように盛り上がる。
もう無茶苦茶。
審判だけは、冷静にベースをしっかり踏んだか確認(笑)
ゴメスが光の速さで駆けつける!
ゴメスが浴びせてるのコーラだよね!
コーラだけはやめてあげて!
藤井にすがる上本がちょっとかわいい(笑)
喜び合うクリーンナップ3人組。
あああ、ボロボロ。
10回無失点の好投にもかかわらず勝ち星がつかなかった藤浪を労うドメさん。神妙に、両手でしっかり握手する藤浪。
福留「スマンかったな」
藤浪「いえ、とんでもないです」
でも・・・
藤浪「ウリャー」
藤浪「ウヒョー」
福留「うへえ」
ゴメス「ダイジョウブカ」
藤浪「ははは」
藤井「藤浪こええ」
そんなドメさんですが、勝負強さの極意について・・・
「知りません!」
強いて言うなら?
「何も考えないことじゃないですかね」
・・・超クール。
福留「耳にコーラが・・・」
交流戦が苦手な阪神ですが、楽天相手に連勝スタートです。
いつもは成績を落としてしまう交流戦も、今年は浮上へのキッカケになればいいですね。