2016/5/11 巨人戦:セ・リーグで初めて適用された「コリジョンルール」に金本監督が激怒

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伝統の一戦。
接戦が予想されたが、試合を決めたのはまさかの新ルールの初適用。
金本監督が荒れる。

この試合は「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES~」のセカンドラウンド。
11日にちなんで、「村山実 生誕80年記念・永久欠番デー11」が開催されました。

村山氏の座右の銘「道一筋」がプリントされたタオルが全員にプレゼント。

支配下登録そして1軍昇格後、捕手としての仕事は当然ながら、打者としても打率5割を超える活躍をみせる原口が、はじめてクリーンナップを任されました。
このところ、得点力が落ちている阪神打線のてこ入れです。

先発はこれまで4勝を挙げているメッセンジャー。
マスクをかぶる原口とは同期入団で、2軍で調整する際にはバッテリーを組んでいた。

この試合、メッセンジャーの調子は特に悪くなかったが、初回に坂本からホームランを浴びる。武器のカーブを狙い撃ちされたみたいだね。

すごく悔しそう。
怖くて誰も近寄れず。狩野すら目を合わせずスルー。

その後は問題なく巨人打線を抑えていく。
3回には2塁に進塁され、脇谷にセンター前へ運ばれるが、大和のバックホームへの好返球で3アウトチェンジ。ハイタッチ。

おっと、何やらホーム近くでもめている。
巨人サイドが本塁でのタッチプレイについてクレームしたらしい。

審判団がビデオ判定に入る。

「!?」
なんと、原口捕手が走路を塞いでいたとして、セ・リーグでは初となる「コリジョンルール」を適用、一度はアウトとされた判定がセーフとなった!

これには金本監督も猛抗議。
タイミング的には完全にアウト。
そして、走路を塞いでいたとするが、どう見てもベースは空いていた。
さらに、大和が返球する前の原口のポジションは「ベース前」。はじめから走路を塞ぐ行為はしていないように見えるのだけれど・・・。

高城コーチも加勢するが、ビデオ判定後の抗議によって覆ることはない。

最後には金本監督もお手上げポーズだ。

一度は大和の好返球で3アウトチェンジしたのが覆る。
当然ながら、メッセンジャーは動揺を隠せない。坂本に四球を与えた後、ギャレットにライト前へ運ばれ、3点目を失ってしまう。

がっくりとうなだれながらベンチに戻るメッセンジャー。

ベンチ前で出迎えの選手陣もがっくり。
この日のために準備された、永久欠番「11」を刺繍した帽子もさびしげだ。

一方、阪神打線の方といえば、田口投手の巧みなピッチングに翻弄され、6回まで1安打に抑えられている。

しかし、7回裏。

先頭バッターの大和がセンター前へヒットを打つと、つづくドメさんもレフト前へ運び、0アウト1、2塁のチャンスをつくる。

ゴメスが四球を選び、ノーアウト満塁になると、

巨人はここまで完璧なピッチングを続けてきた田口をあきらめ、マシソンがマウンドにあがる。

この絶好のチャンスに原口。
マシソンのスピードボールをしっかりと見極め、四球を選ぶ。

これで3塁ランナーの大和がホームインして押し出しの1点を勝ち取る。
2点差に迫る。

しかし・・・

なんと鳥ちゃんがファーストゴロの併殺打をやらかしてしまうと、

ようやく1軍に復帰した上本はまさかの三振。
ノーアウト満塁から、まさかの押し出し1点しか取れないという事態。

2点差のままメッセンジャーは8回を投げきり役目を終える。
メッセはしっかりと仕事をしました。

9回裏。このところ調子が落ちている澤村がマウンドにあがる。
奇跡の逆転を期待するが・・・

大和はセンターフライ。ドメさんはセカンドゴロに倒れ、原口のセカンドフライで3アウト。

ゲームセット。

初回の1失点は仕方ないとしても、やはり3回。不可解な「コリジョンルール」の適用がなければ、この回の2失点はなく、ゲームの流れを考えても阪神の勝利は十分に考えられました。今後、このルールの適用については大いに揉めそうな予感がします。

それにしても、3安打1点では勝てません。特にノーアウト満塁から押し出し1点だけだったのはツライ・・・。

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