首位巨人から離され4位DeNAが迫りつつあるなか、和田監督は悪いムードを断ち切る策に出た。今季初めてマートンを1番に据え、さらに新井貴浩をスタメン5番に投入した。しかし流れは変えられない。
この日の先発は岩田稔投手。ルーキー梅野捕手との息も合い、7回まで5安打7奪三振の1失点。文句のない投球だったが打線は振るわず初回の1点止まり。あまりにも重い空気のなか岩田から継いだ勝ちパターンのリリーフ陣が打ち込まれ、大事な試合を落としてしまう。
また皮肉なことに、右手中指の怪我で離脱してから調子の上がらない巨人・菅野には7安打を浴びせるも最少失点に抑えられ、結果的には2年連続2桁勝利を献上、そして復活させてしまう結果に。
この敗戦により今季ワーストタイとなる5連敗を喫し、4位DeNAとのゲーム差は3.5となる。首位奪取はおろかAクラスも危なくなってきた。
毎回のようにランナーを出すが要所をしっかり抑え、7回まで102球の1失点。その失点も職人・井端の一発狙いの1点。
「まぐれに決まってんじゃん」という井端の言葉が本当かどうかはわからないけど、1点ビハインドで巨人も苦しかったのは事実。それだけ岩田ががんばっていた証拠。本当に残念。
今日の試合、出場した老虎戦士たちは精彩欠きまくり。ある意味、戦犯に近いかも・・・。
6回裏、新井と福留の一振りが・・・
4回裏、2アウト満塁のチャンスをモノにできず嫌なムードのなか5回表に岩田がマウンドへ。
そしていきなり2者連続フォアボールと菅野の送りバントで1アウト2、3塁のピンチ!
なぜかアライさんが岩田にアドバイスを送る。
そして迫り来る中西コーチ。
その後、長野と橋本を無事に打ち取り、スリーアウトチェンジ!
アライさんのアドバイスが効いたのか?えっそうなの?
いったい何を言ったんだろうか、とても気になる…。
アライさん、いったい何をどうアドバイスしたのか。
さて、6回裏。
なんとゴメスがスリーベースヒットを打ち、いきなりノーアウト3塁のチャンス到来!
普通にやれば何かと1点入りそうな場面で新井さん。
初球からイキナリいった!
内角の144キロを叩きつけるが、これがよりによってサードへ一直線。
ランナーはゴメス。
これでは点は入りませんって。
さあ、ドメさん。
ここまでヒット2本と菅野を完璧にとらえている。
もういっちゃえ!猛打賞だ!
フルカウントになった7球目。
ああ、なんということ。外角のカーブを引っかけセカンドゴロに。
ゴメスは動けず。
三度目の正直。
つづくは伊藤隼太。
オジさん達が駄目な分、若い力を見せつけてやれ!
ドメさんのときとは違い、140キロ台後半のストレートをビシビシ投げつけてくる菅野。
5球目、147キロの内角ストレートを叩きつけたが・・・ああファウルフライ。
村田がつかんで3アウトチェンジ。
完全に力負け。
なんてこった・・・。
このいやな流れのなか、岩田はとうとう次の7回表、井端からホームランを打たれる。
初回から守ってきた1点だったが、とうとう巨人に追いつかれる。
勝ちパターンが・・・悪夢のようなリリーフ失敗
7回に同点に追いつかれた岩田。
まだ102球と球数はそれほどいっていなかったが、やはり非常に苦しいゲーム展開で疲労したのか。
8回表に福原が登場。
それとともに、キャッチャーも梅野から老虎捕手の鶴岡に交代。
勝ちパターンでしのぎ、なんとか勝ち越しにつなぎたいところだったが、やはりいまの阪神は何かが違う。
先頭バッターの長野にあっさりレフトへヒットを打たれると、ランナーは「走塁のスペシャリスト」と呼ばれる鈴木尚広に交代。すごーく嫌な予感。
バッター橋本。
さっそく鈴木が走り出す。
橋本はバント。
1アウト、2塁。
打席には坂本。
あっ!走った!
坂本はショートへの強襲内野安打。
この間、まさかの鈴木ホームイン。
2塁走者が内野安打の間にホームに帰ってくるとかアリエナイ。
とうとう、悪夢のような1点がスコアボードに記される。
さらに阿部にヒットを打たれて1、3塁になったところで福原は交代。
このあと亀井がバッターの場面で高宮がワンポイント登板。
村田の打席ですぐにアンちゃんがマウンドへ。
ああ、いわゆる「左右」ですね。
(どうでもいいけどなんだろ、後方にみえる外野陣の妙にマッタリした感じ。)
アンちゃん、ここは村田をしっかり三振に打ち取りお役ご免・・・のハズが!?
アレ?
9回も投げるの?
イニングまたいじゃうの?
ハイ、案の定、先頭バッターのロペスに2塁打を打たれました。
井端にしっかりバントを決められ、1アウト3塁になったところでマウンドを降りるアンちゃん。
なんか、シラけムードのマウンド上。
なんだかやだなぁ。
「すっごく」不満げなアンちゃんでした。
さて、呉昇桓が登場。
っていうか、イニングの頭からでよくね?
なんか全てが場当たり的で、選手も振り回されてる感じ。
ちなみに、守備固めか、ここでセッキーがサードの守備へ。
ハイ、やっぱり得点されましたね。
矢野にあっさり犠牲フライを打たれて巨人に3点目が入る。
この流れで2点差。
阪神ファンもぞろぞろ帰る始末。
最終回
最終回の攻撃。
もう阪神は終戦ムード。
三球三振でベンチに戻るセッキー。
鶴岡もファーストゴロでアウト。試合終了。
うつむきながらベンチへ帰る鶴岡。
そして阪神ファンも家へ帰る。
阪神も菅野の球がまったく打てなかったわけではありません。ただ、要所で決められず7安打で得点できたのは初回のわずか1点。
さらに継投策が失敗しましたね。
8回途中の厳しい場面で使われた安ちゃん。本来ならばその時点で役目は果たしたはずだけど、何を思ったのか和田監督、9回も安藤をマウンドへ送っちゃいます(うわぁ、加藤さんや筒井がいつも仕打ち受けてるパターン!!)。案の定、打たれて結局は呉昇桓を途中から登板させる結果に・・・。
チームの雰囲気サイアク、阪神ファンの雰囲気もサイアク。
さて次の試合、まさかのサンタテ食らうとは思いませんが・・・。
取材後記
このところ観客数が激減している甲子園球場。
巨人ファンは超満員!
まー盛り上がっておりました。
今日はKFCのチキンセットを食べつつ、スーパードライ甲子園で販売している阪神カツロール(颪味)をいただきました。
いい写真がなかなか撮れなくて、試合と同様、渋~い写真となりました。
ナンダコレ?
なんかミョ~に仲のいいゴメスとイマナリ。
でもゴメス、顔怖いんですけど。
なんだろね、コレ。
今日の先発は背番号21のM.Iでした。
・・・って、なんだよ、「M.I」って(笑)。
いつもこんな内緒のイニシャルトークみたいな紹介のしかただったっけ?
いや、違うよね。
ちゃんと、「S.HUKUHARA」って書いてるし。
どうして岩田だけイニシャル?
「稔くん!優勝してください!」
中津川の虎おばさんも応援してます。
「岩田さん!読売打線をぎゃふんと言わせましょう」
京都のしげちゃんも応援してましたよ-。
ぎゃふんってなったのは阪神のほうでしたけどねー。
途中でたまらず「築地銀だこ」のたこ焼を購入。
ちゃーんと、こんなケースに入れてくれます。
カツオ節も飛んでかないし、さすが有名店ですね。
「銀だこ」の名入りがニクイよね。
おいしかったです!
最近、ちょっとマイブームになってる球審のストライクコール。
東球審のコールはこんな感じ。
基本に忠実ですね。
高代コーチが上本に何か指導しているようなんだけど、なんか、不良中学生に内心ビビリながら注意する先生って感じ。
先生「わかったか?」
生徒「ウス」
先生「わ、わかりましたか?」
生徒「ウス」
上本、ちょっと痩せた?
アレッ?
新井さん、ちょっと太った?
なんか福原みたいな体型になってきてるよ!
ファンクラブ応援デーのプレゼント「選手似顔絵ピンズ」。
がんばって2馬力で集めたけど、上本と藤浪とボスキャラが手に入らず。
数にばらつきがあるなあ・・・。
あとは9月12日を残すのみ。
うーん・・・あと二つ手に入るのなら、やっぱ、上○と藤○のピンバッジが欲しいかな。
さて、やっぱり今年も9月に失速する阪神。
チームのムードの悪化が止まらない・・・。
これはもう、ムードメーカーの○○や○○が戻ってくるしかないのか!?
今日の老虎でした。