連勝を続ける好調の広島を相手に、この日負けると単独で最下位に転落してしまう大事な試合。阪神はベテランバッテリーで勝負をするが、今日もアノ男がすべてをもっていった。
エース能見と藤井のバッテリーも・・・
前日は、藤浪が球団史上最速となる158キロを記録するなど好調にも関わらず広島打線につかまった。この日はエース能見とベテラン藤井のバッテリーで勝負。
和田監督が「状態が悪いながら耐えていた」と振り返るように、ヒットを打たれながらも4回までを1失点に抑える。
中西コーチも「投げているボール、投球内容は普通だった」と話している。
ところが・・・
「鯉のアライを料理して・・・」
我慢の投球を続ける阪神バッテリーが、「あの男」に逆に料理された。
広島の4番
0対1と広島1点リードで迎えた5回表、2アウト1塁の場面。
文句なしの4番。ここまで好調のカープ打線を引っ張ってきた鯉のアライが、古巣に強烈な恩返し。
移籍後、初となる本塁打は阪神にとっては痛すぎるツーランだった。
これぞ、4番の仕事!
0対3と点差を広げられる。
新井さんの猛攻撃は、まだまだ終わらない。
0対3のまま進んだ7回表。今度はランナー2、3塁の場面。
能見さんから高宮を経由してマウンドに上がった松田遼馬からセンターへのタイムリーヒットを打ち、試合を決める2点を追加する。
これで阪神はノックアウト。
ところが、欲が出て2塁を狙うが挟まれ憤死というオチがつく。
このあたりが新井さんらしいね。
満塁のチャンスもつくるが・・・
なかなか点が取れない阪神打線をよくあらわしているのは4回裏の攻撃。
先頭バッターのドメさんが四球を選んで出塁するが、次バッターのマートンは見逃し三振する。
しかし藤井がセンターへヒットを打ち、1アウト1、2塁のチャンスをつくる。
これは!と思わせる流れ。
そして大和がセンターへヒットを打つが、3塁をまわったところで止められたドメさん。
高代コーチが止めたのかベンチが止めたのかはわからないけど、明らかにドメさんは不服の表情。ちょっと、消極的だったね。
1アウト満塁でバッター能見にまわる。
この場面、阪神サイドは何も仕掛けずに空振り三振で2アウト。
そして、すべての期待を背負った西岡が空振り三振!
尻もちをつきながら、バットを放り投げる。
このときのスコアは0対1。
もしこの場面で1点でも得点できていたら試合の流れは違っていたはず。
1アウト満塁から得点できないのがいまの阪神打線。
危険球で退場も
8回表の広島の攻撃。
新井さんの活躍で0対5と敗戦の色が濃くなった雰囲気のなか、松田遼馬が鈴木のヘルメット直撃となる死球を与えてしまう。
一時騒然となる。
もちろん、松田は危険球で退場。
松田はこの試合の後、2軍に降格。
明らかに野手陣の士気も下がり、悪い雰囲気のなか昨日に続きマウンドに上がった島本が満塁ホームランを浴び、最終的には10失点までに。その後、島本も2軍に降格する。
雑記
この日は「TORACO DAY」。外周でもさまざまなイベントを開催していました。
TORACOガールの6人もグラウンドに登場。
あ、スラィリーも登場!
(注 スライリーじゃなくて、スラ「ィ」リーが正式名称です)
今日は応援隊長に就任した三戸なつめさんが始球式をつとめる。
キティちゃんも登場ですよ。
まさかのノーバンのストライク投球を魅せる。
男前がボールをプレゼント。
実は三戸なつめさん、高校生の頃からの野球ファンで、ビールの売り子を経験したこともあるそうです。
前髪切りすぎたぁ~チョキチョキ。
いやほんと、切りすぎだよね(笑)
今日のヒーローは鯉のアライさんだと誰もが疑っていませんでしたが、意外にもジョンソン投手でした。実は新井さん、左手中指を負傷して大阪の病院に直行したとのこと。好調なだけに、長期離脱にならなければいいけど。広島ファンも阪神ファンも心配しています。
アレ?
なんか大きな足が見える・・・
スラィリーが地面に倒れてなんかやってる。
意味不明。かまってちゃんなのか?
あ!目が・・・
(よい子は見ちゃいけない)
球場からの帰り道、まさかのカープトラックを目撃。
だめだ、今日はカープの印象しか残ってない。
好調の広島と不調の阪神がはっきりした試合でした。
積極的なバッティングで安打を積み重ね、得点にもつなげられる広島。対して阪神は打線のつながりも悪く、少ないチャンスも得点にできない。
裏天王山となったこの日、阪神が単独最下位となる。