2015/6/16株主総会:「岡田さんを監督に」(会場内笑い)「松井秀喜を内野手に」(えっ?)

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今年も阪神タイガースの親会社、阪急阪神ホールディングスの株主総会に行ってきました。

午前10時に開催のところ、30分過ぎたあたりに入場しました(いわゆる寝坊というやつです)。開始時間を過ぎているにもかかわらず、続々と入っていく株主様たち。

会場は昨年と同じ「梅田芸術劇場」のメインホールでしたが、すでに満員御礼でしたのでしばらくは会場外に設置されたモニターで我慢。とはいっても、最初は説明映像を流すだけですので会場内でも同じこと。

配給された紙パックのお茶で喉を潤していると、徐々に株主様たちが会場を出て行く。比較的ご高齢の株主様が多いため、長くは参加しないことは昨年にも感じていたこと。そんなこともあり、30分も遅刻しましたが焦ることはありませんでした。

一般からの質疑の時間になる頃、満を持して会場内に入りました。

基本的には電鉄会社ですので、当然ながら電車や駅、そして梅田駅の開発などの質疑応答が繰り返されます。

「今年はぜんぜん野球の話が出てこないな・・・」

そう思っていた頃、ようやく質問が飛び出す。

株主様A

――ぼく思うんですけど、来シーズン岡田さんを監督にしたらどうかと思うんですけど、どうでしょうか(株主様)

(会場内に笑い声)

・・・

――えっと、ご質問は・・・(それだけ?)(角社長)

はい、この株主様の質問は以上でした。
なんとも潔いご質問。こういうの、わかりやすくていいよね。

――現在の和田監督につきましては、昨年、クライマックスシリーズを制覇した実績もございますし、今の時点で30勝33敗でまだ首位の背中も近いと、2.5ゲーム差でございます。現時点で、監督うんぬんということは考えていません。どうぞよろしくお願いします。(球団・田中取締役)

(会場内に拍手)

今年の株主総会には南球団社長は姿を見せませんでした。どうしたのかと思ったら、昨年の株主総会で親会社・阪急阪神ホールディングスの取締役は退任していたんですね。

 
株主様B

その後、しばらく野球関連の質問はなく、「今年はこれだけか」と思っていると、 

――このような服を着ておりますので、心の準備をされた方もいらっしゃると思いますが・・・(株主様)

なんと、グリーンユニフォームを着ているではないですか。
気合い入ってる!

――・・・違います(キッパリ!)。これは今日のナイターを見にいくために(株主様)

ああ、そういうことね。
質問は、役員などを含めて女性をもっと活用してほしいという内容でした。

この株主様、最後に「阪神の最大の欠点は外野がうるさすぎること。腰を据えて、若い選手を育てて、実力で日本一をつかんで欲しい。私はあれこれ言いません!」とコメントしていました。

ふつうに、良心的なファンでした。
 

株主様C

次の株主様は「阪神タイガースにふさわしい選手をドラフトで指名して欲しい」という要望を出していました。2013年のドラフトで森友哉選手を指名して欲しかったと熱く語っていましたね。

それから、なんとすでに引退した「松井秀喜」を今から獲得する気はないのかと言っていました。本気です。内野手ならできると力説していました。

ようするに、森と松井のファンだったんですね。
あとは中村GMの立ち位置についての質問でした。

これに対して、ドラフトの件については真摯に受け止めるとだけ回答していました。中村GMについては「フロントと現場をつなぐ役割」という点と、補強では「オスンファン投手とゴメス選手の獲得で活躍した」と回答していましたね。

* * *

ということで、今年の株主総会は特に荒れることもなく終わりました。交流戦の最後にはまさかの失速でしたが、それほど成績がわるかったわけでもありません。田中取締役も言っていたように、まだ首位も狙える(というか、セリーグはどの球団も狙えるよね)わけですから、荒れる材料はとくになかったわけです。

最後に、今年の総会のお土産はこちらでした。

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はい。ご存じ、スルッとKANSAI(ラガールカード)です。
額面は500円也。
去年と一緒。

以上、今日の老虎「番外編」でした。

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