ホームベーカリーのブームもかなり落ち着いてきましたけれど、そのおかげか、ニトリのホームベーカリーが値下げされていました。
なんと、4,753円(税別)ですよ!もともと、かなり「お求めやすい価格」だったんですが、より一層手軽さを増しています。
1斤用(0.5斤から焼けます)ということもあり、箱も小さいのでお店から手持ちで帰ることができます。重さもまあ、子猫一匹くらいでしょうか(かなり適当です)。
いざ、開封
箱を開けてみると、白色を基調としたこざっぱりとしたデザインの本体、軽量カップに計量スプーン、そして説明書といったところ。ホームベーカリーの付属品なんて、そんなもんですね。
本体を上から見たところです。見てわかるとおり、とてもシンプルな操作パネルになっています。
上蓋は持ち手があるだけで、ロックするような構造はありません。そのまま簡単に持ち上げて開けることができます。
もしかしたら「これじゃ、心許ない」という意見もあるかも知れませんが、逆に、シンプルな構造だからこそ壊れないし掃除もしやすいし、何よりもパン生地や具材を入れる際に手間がかかりません。
これはむしろメリットの方が大きいんじゃないかと思います。
機能について
メニューは12通り。パンの種類は「食パン」「菓子パン」「フランスパン」「全粒粉パン」「米粉パン」とあります。
「早焼き」というのは、通常の「食パン」コースよりもよりスピーディーにパンを焼くコースです(読んだままですね)。通常は4時間弱かかるのが、「早焼き」コースでは2時間弱つまり半分の時間でつくることができます。
なぜ早いかというと、通常コースよりも発酵時間が短いからです。そのため、レシピではイーストの量が4割増しになっています。夜寝る前にセットするときは通常コースで、日中で早く焼きたいときは早焼きコースを使うと便利かも知れません。
ほかにも「もち」コースがあったり、あるいは「パン生地」だけをこちらでつくって、オーブンで焼くことも可能。
さらにはパスタやうどんの生地づくりや、ジャム、ケーキなんかもできます。安価だけど、たいていのことはできます。
パンの大きさは「0.5斤」と「1斤」から選択可能で、焼き具合も「うすい」「ふつう」「こい」の3種類から選ぶことができます。また、もっと焼き色を濃くしたり、焼きが足りない場合は「追い焼き」もできます。
もちろん「タイマー機能」も付属します。最大で13時間後まで10分刻みで焼き上がり時間を設定することができます。これなら寝る前にセットして朝起きたら焼きたてを食べることができますね。
ただし、上位機種でよくあるような、具材の自動投入はできませんので、レーズンなどをパンに入れる場合は途中で「ピー」と鳴ってから自分で入れることになります。
でもまあ、時間になったら蓋を開けて具材を入れるくらい、やってもよいかと思います。機械まかせにしたら失敗してしまった、なんてこともありませんし。
蓋を開けてみる
上蓋を開けたところです。中に「パンケース」が入っています。
反時計回りに少し回すと外れて取り出すことができるようになっています。
使用するときは、パンケースの中に「羽根」を取り付けます。
取り付けるといっても、軸のところに羽根の穴を合わせるだけ。とてもシンプルな構造なので、洗いやすいと思います。
パンやもち、パスタ生地などをつくるときは、パンケースに羽根を取り付けて、材料を投入。本体にセットしてスイッチオンだけです。あたりまえですが、本当に楽ちんですよね。
食パンをつくってみる
さて、いよいよ実際にパンをつくってみます。
1斤の食パンをつくってみます。毎日のことを考えて、あまりコストはかけられません。レシピに反して強力粉ではなく薄力粉を、そしてスキムミルクは省きました。さらにバターの代わりにキャノーラ油を使用します。
水を170ミリリットル、キャノーラ油10グラム、塩4グラム、砂糖18グラム、薄力粉250グラム、そして最後にドライイースト3グラムを入れます。
ドライイーストは必ず最後に「小麦粉の上」に乗せます。なぜかというと、スタート前に水分と直接触れないようにするためです。これは、「塩が十分に混ざっていない水」と触れると、イーストの健康を害してしまうからです。けっこう、ナイーブなやつなんです。
すべての材料をケースに入れたら、いよいよ本体にセットします。
セットするときは、取り外したときと反対に、時計回りにまわして取り付けます。
上蓋を閉めたらコンセントを差し込みます。
メニュー画面です。
「メニュー」ボタンを押して「1」にしたら、「焼き色」をふつうに、「サイズ」を1.0斤にします。「スタート」ボタンを押したら完了。
こんな感じで、こねこねを開始します。
あとは、本当に何もすることがありません。
焼き上がりはどんな感じか
「食パン」コースは1斤だと3時間55分でできあがります。(ちなみに「早焼き」コースだと1時間58分です)
しっかりとパンの焼き色がついていますね。
パンを取り出して裏返してみると、真ん中にブラックホールが。
実はこれ、底にセットした羽根なんです。これがどうしてもパンに埋もれてしまうので、こうやって箸などで取り出してあげる必要があります。それにしても、「羽根、熱
っ!!」
はい、取り出すことができました。
そのまま食べてしまうひとはいないと思いますが、うっかりナイフで切ろうとしたら大変なことになりますので忘れずに取り出します。
パンの外観はこんな感じです。
割ってみるとどうでしょうか。
パンですね。
ナイフで切ってみるとこんな感じ。
まあまあよさそうです。
ただ、ちょっとパン生地のキメが粗いというか、柔らかさに欠けているように感じます。外側もちょっとパサついているような・・・。
いろいろと調べてみたところ、どうやら発酵しすぎの状態、いわゆる「発酵過多」になってしまったようです。
発酵度の進み具合は室温や湿度、水温やイーストの状態によっても違ってくるようです。そのほか、ホームベーカリー本体を設置した場所によっても違います。
そのため、実際に自分で一度パンを焼いてみて、発酵が進みが速すぎるのか、遅すぎるのかを考えて条件を微調整する必要がありそうです。
今回、やってみてわかったのは、明らかに「発酵が進みすぎ」。
そこで、本体の温度が高くなりすぎないように、ちょっと設置場所を変更して前後左右に十分なスペースを空けました。そして、イーストの量を半量(1.5グラム)に。さらには、上でも何度か書きました「早焼き」モードを使用してみました。水の量などほかの条件は同じです。
そうやって再び焼いてみた結果がこちら。
あれ?なんかいい感じじゃないですか。
外見からして最初のとぜんぜん違うようです。
ナイフで切って中をのぞいてみると・・・
おお、これこれ。
生地のキメが細かくて、中はふんわりです。
どうやら、ちょうどよい発酵状態のようです。時間も半分、イーストの量も半分なので、コスト的にも助かります(笑)。
ただし、写真でもわかりますが、外側に少し白い部分ができてしまっています。これは、溶けきれずに残ってしまった小麦粉。
「早焼き」モードだと生地をこねる時間も少なくなるので、どうしても端の部分に粉が残ってしまいます。そのため、ヘラなどで多少、混ぜる手伝いをしてあげるとよいかも知れません。(パンケースを傷つけないようにシリコン製などがよいですね)
他社のホームベーカリーだと、「粉落としタイム」といって、アラームが鳴ることがあります。このとき、パンケースの側面についてしまった粉をヘラなどで落としてやるわけですね。ニトリのホームベーカリーだと具材を入れるタイミングでアラームが鳴るので、このときに粉落としも一緒にやってしまうといいかも知れません。(早焼きモードだと5分後です。)
実際に食べてみると、
「うまい!!」
焼きたてのほか、一晩放置したあとでトースターで温めて食べてみました。
ケチって薄力粉を使いましたが問題なくおいしいパンができました。
結論。
「買ってよかった!!」
めでたしめでたし。
さて、これで基本となる食パンをうまく焼く条件は整いました。次回はいよいよ、いろいろな具材を入れたパンづくりにもチャレンジしていきたいと思います。