円錐型のコーヒードリッパーに「台形型フィルター」を上手に使う方法

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子供のころは朝食にインスタントコーヒー(ネスカフェ)とパン、学生時代は缶コーヒー(お気に入りはジョージアのエメラルドマウンテン)、そして現在は自分でドリップして楽しんでいる無類のコーヒー好きとしては、やはり手を出さないわけにはいきません。

そうです、話題の円錐型ドリッパーです。

世に出てきたのは数年前だったと思うけど、最近ではちょっとしたオシャレカフェなんかでもよく使われるようになりましたね。

現在でも主流となっている台形型のドリッパーは、アメリカなどで主流だったガッと入れてザーッと出す、いわゆる「浸漬法」ではいいかもしれない。けれど、日本ではメインとなる少しずつお湯を通していく「透過法」だと円錐型のほうがはるかに扱いやすい。

そりゃそうですよね。せっかく変な水流ができないように、慎重に円を描いてお湯を注いでいるというのに、ドリッパーが台形になってたらおかしな流れになるっちゅう話ですよ。

そこで、円錐型のドリッパーの登場というわけです。今回購入したのはキーコーヒーが販売しているクリスタルドリッパー「ノイ」。

前から存在は確認していたんですが、見た目がキレイだし、キーコーヒーの商品だし、もちろん「お高いんでしょーねー」と思ってずっと見て見ぬふりをしていたわけです。

ところが先日、ビックカメラでほかのモノを物色していたところ、気づいてしまったんです。なんと「500円くらい」で売っているじゃありませんか。

とうわけで、さっそくイオンでご購入となったわけです。え?ビックカメラで買えよって?まあいいじゃないですか(笑)

さて、さっそく箱を開けて中を確認してみると、おおお、さすがはクリスタルドリッパーです。たしかにクリスタルな感じですね。

実はこのクリスタルデザイン、ただキレイなだけじゃなくて、ちゃんとした理由があるギザギザ模様なのです。

まあ、詳細はキーコーヒーのホームページでも見てください。めんどうなのでここでは割愛します。

ちなみに、豆を計る用のスプーンも付属しています。一杯山盛りで10グラムくらいでしょうか。だいたい一人前の分量ですね。自分はドケチなのでもっと少量で抽出しますが。

さて、ここで問題発生です。ドリッパーでドリップするにはペーパーフィルターが必要ですよね。でも実は円錐型のペーパーフィルターなんて持っていません。もちろん、コーヒー豆もケチるような人間なので、お高い円錐型のフィルターなんて買う気はさらさらありません。円錐型ドリッパーの購入を躊躇していた理由のひとつには、このフィルター問題があったわけですが。

というわけで、業務スーパーで100枚100円程度で売っている激安の台形型フィルターを使って円錐型ドリッパーで抽出できるかどうか、検証してみました。

まずは縦半分に軽く折り目をつけます。

次に、写真にあるように折り込みます。ここはキッチリと折ってください。

次に、フィルターをひっくり返して、反対側も同じように折り込みます。ここもキッチリです。

折り込んだフィルターを下側から見た様子です。このように、左右で逆方向に折り込んだ状態にします。

これを開いてドリッパーにセットしてみると、なんとキレイにフィットするじゃありませんか!

もしドリッパーにうまくフィットしないようだったら、折り込む幅を変えてみるといいです。

ではさっそく淹れてみます。

お好みのお豆をお好みのサイズに挽いてフィルターにセット。

お湯を少量、豆の上に乗せるように入れたら20秒から30秒くらい待って蒸らします。

蒸らしが終わったら、2~3回に分けてゆっくりとお湯を中心部に500円玉ほどのサイズで回し入れます。

適量を入れ終わったら完成。
まあ、淹れ方はお好みでいろいろですけどね。自分はけっこうじっくり抽出タイプが好きです(苦味、コク多めで少々の雑味もドンと来い!)。

はい、こんな感じですね。

抽出速度も安定していて、お湯の淹れ方によってスピードを簡単に変えることもできました。台形型のフィルターを円錐型用に代用しましたが、うまく活用できたようです。

抽出してみて、なんの違和感もありませんでしたし、それどころかさすが円錐型というか、台形型のドリッパーと比べて抽出スピードのコントロールも楽になったと感じました。

どうですか?
もしよかったら円錐型のドリッパーにもチャレンジしてみてください。ちょっとお高めの円錐型フィルターが気になるようでしたら、こんな感じで台形型を代用することも可能ですよ。

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