新型コロナウイルスの感染拡大で今年は春からさまざまなイベントが中止になってしまいました。プロ野球は開幕ができず、今季は公式戦ができないんじゃないかとも思われていました。
その後、ようやく緊急事態宣言も解除され、とりあえずは開幕。まずは無観客試合から始まり、そしてついに観客を入れての試合がはじまったのが6月の終わり。
この日、6月23日は甲子園球場にてまずは300人規模でオリックスとの2軍戦が試験的に開催されました。
すべてが手探りの中、入り口ではマスク姿の係員がスタンバイしていました。
入場時には体温の測定がされるとのことでしたが、チケットの確認が終わるとそのまま入場できました。
どうやら天井につるされたこのカメラが赤外線カメラになっているらしく、近くに設置されたデスクで係のひとが目視で映像をチェックしているようでした。
観戦防止のためにいくつか約束事が決められています。
ジェット風船や声を張り上げての応援、そして観客同士のハイタッチは感染リスクを考えてのことですね。トランペットやホイッスルなども同様で、これによって今季は応援団による応援はなくなりました。
フラッグやタオルを振り回す応援を禁止する理由はちょっとわかりません。ウイルスが飛び散るリスクでしょうかね。ちなみに、このときから応援バットを使うことはオーケーでした。
ビールの売り子さんたちもこの日から出動していました。マスクと手袋を着用している以外はいつもと同じです。ただし、声を出しての呼びかけはなしです。
試合のほうは、先発は望月。1軍のローテ入りを目指して気合の入った年になる予定でしたが、大変な開幕になってしまいましたね。
右打ち大砲候補になることが期待されているルーキーの井上。まだまだだけど、今はあせらず体づくりと思い切りのいいスイングを続けてほしいね。
開幕は2軍で迎えた新外国人選手のサンズ。このころはまだ日本の野球に慣れていない感じでしたけど、その後1軍に上がると大活躍するんですよねえ。
この日はまだ使われていない外野の観客席には球団からのメッセージが。
「心はひとつ ともに闘おう」
「最前線で闘う医療従事者の方々 皆さんのおかげで今があります」
「ありがとうございます」
1軍戦の観客試合がはじまると、このメッセージは外周に掲げられていますね。
阪神園芸のみなさんもマスクをしてグラウンド整備。
リリーフで昨年大活躍した島本が登場。手術後ということもあり、まだまだ調整不足のようでした。今季は桑原や岩崎も万全の状況じゃないので、阪神のブルペンは右も左も厳しい状況。
ラッキーセブンはこのとおり、ジェット風船の使用が禁止。でも代わりの方法として風船の絵が入ったタオルを掲げる楽しみ方が浸透しましたね。実は風船を売るよりも儲けが大きく、、、失礼。
試合は0対2で負けちゃいました。
一同、礼。試験的な観客試合ということで300人限定ということもあり、とても静かな試合でした。そのなかでオリックスのベンチがとても声出しが大きかったのが印象的でした。