七回戦 テーマは「Nipponストア北海道編」:今回は「監獄」と「不老長寿」と「ナマモノ」がキーワード

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nipponstore
明智:今回から10回にわたり、食品&飲料カテゴリにある「Nipponストア」で北から順番に逸品・珍品を選んで行きます。今回はNipponストア北海道編です。

披露

先攻:山中川博士

逸品 『よいとまけ

よいとまけこれは、ほんとにおいしい。

見た目がすごい甘そう~な感じなんだけど、実際は口に入れてみると「あれっ」となる。なぜかというと、ハスカップの酸味が絶妙に効いてるんだよね。

表面にはジャムとオブラートとグラニュー糖がつかってあって、つやつやした食感とジャリジャリした食感がシンクロしてます。さらにしっとりしたカステラ部分との相性も抜群で、ヤミツキになるタイプのカステラ。

1953年の発売以来、半世紀以上も食べ続けられている老舗の北海道銘菓、ぜひ一度、食べてみて欲しい一品。

珍品 『流氷ドラフト

流氷ドラフト夏といえば、やっぱりビールだよね。

ビールといえば地ビール。全国探すとたくさんの種類があって、それぞれが他にはない特徴だそうと頑張ってるんだけど、正直言って「味はそんなにかわらない」。そう思いませんか?

いいんです、ぶっちゃけちゃいましょう!わかんないって、実際。

でも、この「流氷ドラフト」はすごい。もう、見たらわかる、他のビールとはひと味ちがう。いや、正確にいうと「ひと見ちがう」。

見てくださいよ、このやばいくらいに「キレイな色」。味なんてもうどうだっていいんです、見れば分かる「流氷ドラフト」。もうこれだけで涼しくなっちゃうよね。

かなり衝撃的な色だけど、青色ナンチャラ号とか使ってないので自然派の紳士淑女もご安心を。使用してるのは天然色素のクチナシ。このブルーハワイのような完璧な青色はオホーツク海の青をイメージ…しているはず。でもどちらかというと沖縄の海だよね、コレ。

まあ細かいことは置いといて、実はこのビール、色だけじゃなくて中身にもコダワリが。なんと、仕込みのときに「網走の流氷」をつかってるんです。から「流氷ドラフト」。

流氷仕込みでキレイな青色、この夏は網走産の発泡酒はいかがですか?
…えっ?発泡酒?

後攻:明智君

逸品 『殻付きばふんうに

殻付きばふんうに北海道の名産といえば海鮮、特にウニ・イクラ・ホタテ・エビやろか?北海道では「バフンウニ」という種類のウニが採れるんですなぁ。本州でよく見られるウニは「ムラサキウニ」なんですけど、それとは味も香りも食感も違うんです!
なかなか行く機会がないけど、また生ウニ解禁後の積丹半島でエゾバフンウニの生ウニ丼を食べたいもんですわ~。

珍品 『北海道厚真産 無添加 ハスカップソース

北海道厚真産 無添加 ハスカップソース業務用のハスカップソース500g入りです。「ハスカップ」って何?と思う御方も多いでしょうが、これはアイヌの人々の間で不老長寿の秘薬とされる果物です。北海道ではメジャーな存在で、あのコカ・コーラ社が「いろはす ハスカップ味」を地域限定で出しているくらいです(無果汁やけどな……)。
ハスカップはちょっと酸味が強めのベリーという感じで、生食には適さないんやと思いますけど、ジャムやらシロップやらハスカップ酒に加工すると普通に美味しいです。家にハスカップがあれば自家製のハスカップ酒、ジャムやシロップを毎年仕込むところですわ~。ホンマにおいしいんですよ。ちょっと酸味が強いけど、ポリフェノール多めで健康に良さそうな感じ?
ワテのおすすめのシロップ使用法はヨーグルトにかける、ソーダ水で割る(ハスカップソーダ)、安ビールで割る(なんちゃってハスカップビール)とかですかねぇ。
ワテ的には逸品に選んでもいいくらいなんやけど、知名度が低いかと思ったので珍品の方にしました。
あ、もしかするといろはすのハスカップ味を珍品に選んでもよかったんか……?

決着

博士:北海道名産でナマモノもってくるのはずるいなあ。

明智:ナマモノ以外で思いつかへんかったんや!

博士:いやいや、いろいろありまっせ!ハスカップが微妙にかぶったね。

明智:実は網走地ビールシリーズ6種セットと迷ったんや。そっちにしてもかぶったな。

博士:それもちょっと見てた。でも流氷ドラフトが忘れられなくてね。でもこれ、発泡酒だけどね(笑)。衝撃の事実。

明智:ワテはコレの仕込み水が流氷やってことが衝撃の事実やったわ!発泡酒なのは日本の酒税法のせいやろ?ベルギーとかではビール扱いなんやろ?

博士:酒税法上、流氷いれるとビールにならないのかな?

明智:多分クチナシ青色素の問題やと思う。これってスピルリナ色素じゃなかったけ?前に現物を飲んだ時にそんな表記があったような淡い記憶が……。

博士:スピルリナ色素って何?これだから化学系は気持ち悪いんだよなあ。

明智:スピルリナは生物やけどな!ワテをキモオタに仕立て上げるのはやめてや!!

博士:どうせならクリオネいれたらいいのにな。

明智:ワテ、ずっとクリオネ食べてみたいと思ってた!周りに言うと引かれまくったけど。網走地ビールの中では他にハマナスDRAFTもおすすめやで(amazonで単品の取り扱いはないけど)!

博士:積丹でたべたウニも忘れられないね。

明智:ホンマに!また行きたいよなぁ。

博士:ウニって新鮮かどうかで味が全然違うよね。回転寿司でたべるウニとは別物(くらべるなって?)

明智:いや、ホンマに比べたらアカンで!味が全然違う代わりに値段も全然違うしな。あと、あそこまで運転するのがイヤやわ。疲れるし。

博士:まあね。ウニって古くなるとちょっとション○ン臭くなるよね。

明智:そこは別に伏せ字にせんでもええやろ?アンモニア臭な。

博士:ハスカップって不老長寿の秘薬なの?あの色はポリフェノールの量がすごそうだけど。

明智:ポリフェノールと酸じゃない?知らんけど。札幌ファクトリーのビアケラーで飲んだ限定のハスカップビールがおいしかったなぁ。

博士:ああ、君よく飲んでたよね。サッパリしてて夏にはピッタリ。流氷ドラフトは味より見た目重視だけど、ハスカップビールはホントにうまい。ハスカップソースあればつくれるかな。

明智:それで珍品にハスカップソースを選んだんや。あと、逸品の方は1活ホタテ (3年貝) 3kg (20~21枚) 北海道産活ほたて」も捨てがたかった!殻を開けるためのヘラ付きやし!!また生きてるホタテがいやがる様子を楽しみつつ殻を無理矢理こじ開けて、貝柱はあぶったりカレーに入れたり、ヒモは干物を自作してつまみにしたりと、活ホタテにはいろいろな楽しみ方があったよなぁ。

博士:べつにいやがるホタテを楽しむ必要はないと思うけど、干物作りは楽しかったな。でもあれ、時間経つとガチガチにかたくなるから要注意。つくったら早めにたべましょう。

明智:アンタ分かってへんなぁ。ガチガチになったヒモをしがむのが楽しいんやん!

博士:なかなかツウな発言だね。う~ん、やっぱホタテの干物には日本酒が合うかな。そうだ、北海道の日本酒もあるんだよね。それを紹介してもよかったかな。

明智:それも考えたけど、amazonで扱ってる種類が少なかったからやめた。日本酒は東北編あたりでかぶるかもな。

博士:そうだね。北から南下していくから次は東北編だね。そろそろまとめようか?

明智:Nipponストア企画には、ワテらがほぼ全国を放浪した経験が役立つな。で、今回はどっちの勝ちよ?

博士:なかなか難しいよね。けっこうカブってるしなあ。じゃあ、ナマモノ出してきた明智君の反則まけで。

明智:はぁ~?意味分からんし!むしろナマモノ出してきたワテの勝ちやろ?

博士:えっ?

七回戦「Nipponストア北海道編対決」の勝者は明智君でした

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