bounceを読んだら。372号その4:ヨルバの世界観と現代を交錯させる双子姉妹「Ibeyi」

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IBEYI
15ページ。
IBEYI。

キューバ生まれのパリ育ち、リサ・カインデ・ディアスとナオミ・ディアスからなる双子ユニット。
リサがヴォーカルとピアノ、ナオミはパーカッション。

世界でもっとも双子の出生率が高いのは西アフリカの主要民族のひとつ、「ヨルバ」の人々だそうだけど、実はこの二人もヨルバの血を引く双子だそうだ。ユニット名のイベイーもヨルバ語で「双子」をあらわす。

『ヨルバ文化は私たちとキューバを結ぶ絆で、自分の奥深い部分に根付いている』(ナオミ)

『私たちはヨルバ文化の只中に生まれたの』(リサ)

両親はヨルバ文化に根ざした密教の信者で、二人の母親は妊娠中に入教の儀式を受けたらしい。

「ヨルバ語と英語による作詞/作曲を手がけるのはリサ。ナオミはそこにパーカッションを絡め、ハーモニーを重ねて、『いっしょに空気感を見極めて』曲を完成させる」

双子だから、そりゃあ息もぴったりだね。きっとアウンの呼吸でつくってくんだろうね。

『全然違うタイプの人間だからコラボは簡単じゃない』

おっと、全然違うタイプだったよ(笑)

『でも私たちがお互いを補完し合っているのは確かで、そえを痛感させられるわ』

だそうです。

「ラテン・ジャズを代表する名パーカッショニスト、ミゲル”アンガ”ディアスを父に持つ姉妹は・・・」

お父さん、有名なひとだったんだね。

『父が私たちに与えた最大の影響は、たくさんの異なる要素をミックスしていくスタイルね。彼はそれをジャズやルンバ、アフリカ音楽を融合させ、実演していたから』

彼女たちの音楽もさまざまな音楽ジャンルをミックスしているんだろうね。もちろん、アフリカ音楽も。

「実際、本EPに納められた曲は、ヨルバの世界観と現代を交錯させ、ソウルからヒップホップやベース音楽までさまざまなスタイルを引用。必要最低限のグルーヴとハーモニーが、歴史の重みと多様性を物語る」

やはり。

「ナオミはヨルバのバタドラムや中南米で使われているカホンでモダンなビートを鳴らし・・・」

JAZZ BATA

JAZZ BATA


これがバタドラムらしい。西アフリカ生まれでキューバ育ちの宗教打楽器とのこと。
おお、まさに彼女らにぴったりの楽器。

カホン

Percussion Library


カホンはこちら。ペルー発祥で、楽器を取り上げられた黒人奴隷がコンテナや引き出しの底をたたいて楽器代わりに楽しんだのが始まりだそうだ。

「詠唄に似たリサの歌もヨルバの伝統に則ったもの」

やはりヨルバが根底にあるようだね。

「ヨルバ文化は自分より大きな存在のために歌い、ドラムを叩き、踊ることの素晴らしさを教えてくれる」

そんな2人のファーストEP「Oya EP」を実際に聴いてみましょう。

Ibeyi「River」。
再生回数49万回。

このPVちょっと斬新すぎ!!
なんで水に入ってるの?
そして突然浮上してきて歌い出すとかすごくない?
歌ってないときは水の中で息止めていないとだめだから、最初のイントロの後の歌い出しがすごく辛そう(笑)。

曲はやっぱり独特の雰囲気あるよね。
バタドラムやカホンつかってるからかな。
歌詞も独特。英語とヨルバ語が混在している。

コメントは・・・

BEAUTIFUL

Wow. Never heard of them before.

The girl on the left has the most gorgeous eyes wow?

A good friend sent me this via an e-mail. “Here is a great video of an interesting song sung by two twin sisters of French-Afro-Cuban decent. ENJOY!”

Just watched it, really nice indeed

Great song. Excellent video.

大絶賛だね。
曲をほめてるのか、容姿をほめてるのか分からないコメントも多いけどね。

・・・あ、Riverだから水に入ってるのか。

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